1990年代に公開されたおすすめ映画

今回は1990年代に公開されたおすすめ映画を紹介します。この頃は木曜洋画劇場、金曜ロードショー、土曜はゴールデン洋画劇場、日曜洋画劇場と、一週間のうち、4本はテレビで映画を観る事のできる時代でした。

言うまでもなく、私自身もテレビにかじりつくようにして映画を観ていた一人なので、この頃の映画は他の年代の映画よりも圧倒的に多く観ていると思います。

そうなると、やはりこれは入れたいという作品はどうしても多くなってしまいます。

そこから厳選したおすすめ映画たちを今回はご紹介します。

ターミネーター2

「続編は失敗する」のジンクスを打ち破る最高のSF映画

『ターミネーター2』は1991年に公開されたジェームズ・キャメロン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のSF映画。1985年に公開された『ターミネーター』の続編になります。

1990年代に公開されたおすすめ映画として真っ先に思い浮かんだのが今作でした。

前作の『ターミネーター』では悪役として登場したアーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800が一転して正義の味方として登場。

今作はジェームズ・キャメロンが、ずっと温めていた企画、「少年とターミネーター」をコンセプトに制作されました。

『ターミネーター』シリーズは現在まで計6作が作られていますが、今まで『ターミネーター2』を超える作品はいまだ作られていないと言ってもいいと思います。

ジュラシック・パーク

CGの可能性を世界に知らしめた名作SF映画

『ジュラシック・パーク』は1993年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督、サム・ニール主演のSF映画。

もはや説明不要の大人気フランチャイズに成長した本作ですが、その原点はこの映画でした。

太古の琥珀の化石の中に閉じ込められた蚊からDNAを取り出し、恐竜を現代に蘇らせるという、リアリティのある設定(とはいえ、現代の科学技術ではどうしても恐竜の時代の生物のDNAは失われてしまうため、実現は無理だとされています。ただ、公開当時にはまだ可能性があるとされていました)と、CGを使った革命的な映像表現は多くの人々に強烈なインパクトを与えました。

制作段階では『E・T』のように恐竜と人間の友好関係を動くのではないかとも噂されていた本作でしたが、実際はその逆でした(ちなみに恐竜と絆を持つのは2015年公開の『ジュラシック・ワールド』で描かれています)。

ティラノサウルスやヴェロキラプトルに襲われる描写はホラー映画にも通じる部分があり、そういった意味では同じくスピルバーグが手掛けた『ジョーズ』に近いと言えます。

こちらも『ターミネーター』シリーズと同じく、多くの続編が作られた映画ですが、この一作目の『ジュラシック・パーク』だけは別格です。まさに1990年代を代表する映画ではないかと思います。

フォレスト・ガンプ

フォレスト・ガンプの人生とともにアメリカの戦後史を描いた傑作映画

『フォレスト・ガンプ』は1994年に公開されたロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演のドラマ映画です。

うすのろガンプと呼ばれた、人よりちょっと知能指数は劣るものの、純朴で優しいフォレスト・ガンプ。

そんなフォレスト・ガンプの半生を描いたヒューマニズムあふれる名作です。

なんといってもフォレスト・ガンプの歩みとアメリカの歴史が絶妙に絡み合っていて、フォレスト・ガンプの人生とともにこれまでのアメリカの歴史もまた垣間見えるところが魅力ですね。

小学生の頃にテレビで放送されていたのを初めて観た時は、こんなに素晴らしい映画があるのかと驚いたのをよく覚えています。その時から常にフェイバリットな一本です。

ただ、『フォレスト・ガンプ』は保守的な映画であり、カウンターカルチャーや公民権運動を軽視しているという批判の声もあります。

恋に落ちたシェイクスピア

多くの賞を受賞した、おすすめの恋愛映画

『恋に落ちたシェイクスピア』は1998年に公開された、ジョン・マッデン監督、ジョセフ・ファインズ、グウィネス・パルトロウ主演の恋愛映画です。

若きシェイクスピアと上流階級の令嬢ヴァイオラの身分違いの恋を描いています。

『ロミオとジュリエット』の準備進めていたシェイクスピア。彼は既婚者でありながら、密かにヴァイオラに惹かれていました。一方のヴァイオラも芝居好きでかつシェイクスピアの才能に惚れ込んでいましたが、ヴァイオラは政略結婚により、貴族のウェセックス卿のもとへ嫁ぐことが決まっており、二人の恋は叶うことはありませんでした。

しかし、ヴァイオラは芝居好きが高じて、男装してトマス・ケントとしてシェイクスピアの劇団に参加します。シェイクスピアはそれとしらずケントの前でヴァイオラの素晴らしさを熱弁します。

そして、ヴァイオラとシェイクスピアは結ばれるのですが、ヴァイオラとウェセックス卿との結婚は着々と進んでいました。

初めてこの映画の名前を知ったのはおそらくBSで放送されていたアカデミー賞の受賞式だったと思います。ちょうど小学生の時でした。

各部門のノミネートにやけに『恋に落ちたシェイクスピア』が連呼されていて、強烈に印象に残ったのを覚えています。

実際に作品を観たのはそれよりもずっと後でしたが、子供の頃の印象を裏切らない素晴らしい作品でした。

タイタニック

興行記録を塗り替えた、永遠に色褪せない名作恋愛映画

『タイタニック』は1997年に公開されたジェームズ・キャメロン監督、レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット主演の恋愛パニック映画。

もはや説明は不要でしょう。

貧しい画家志望の青年、ジャック・ドーソンと人生に絶望している上流階級の娘、ローズ・が「沈まない船」タイタニックで出会い、恋に落ちる。

ですが、タイタニックは氷山にぶつかって…という物語ですね。

1990年代と言うよりも、20世紀を通しても名作の一本に数えられる作品だと思います。

ただ、この『タイタニック』、大人になって観ると、ただの恋愛映画ではなく、決められたレールの上を歩むしかない人生だったローズが強さを得て自立した人生を掴む、いわばフェミニズム映画としての側面も強く感じることが出来ました。

処刑人

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ギャガ

スタイリッシュでカッコいい、バイオレンス・アクション映画のおすすめ作品

『処刑人』は1999年に公開されたトロイ・ダフィー監督、ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス主演のバイオレンス・アクション映画。

ボストンの裏路地に住むマクナマス兄弟はマフィアとの諍いの末に彼らを殺してしまいます。二人には捜査の結果、正当防衛が認められますが、その夜、兄弟はは「法で裁けぬ悪人は殺しても良い」という神の啓示を受けます。

その後マクナマス兄弟は街にはびこる悪を次々に殺害していきます。

捜査官のスメッカーは事件を捜査していくうちに、犯人が悪人のみを殺害していることに気づきます。捜査官としての責任とそれでも個人的には犯人への共感の中でゆれるスメッカー捜査官をウィリアム・デフォーが熱演。

今作ではさらにゲイであり女装も行う怪優ぶりを披露しています。

プロの批評家の評価は芳しくない本作ですが、観客からはカルト的な人気を得ています。個人的にも大好きな映画でもう何度観たかわかりません。

ただのバイオレンス・アクションではなく、法に依らずに悪人を殺していく行為の是非を問いかけているエンドロールもまた秀逸だなと思います。

シンドラーのリスト

スピルバーグが描く実話を元にしたホロコーストからの救済

『シンドラーのリスト』は1993年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督、リーアム・ニーソン主演のドラマ映画です。ナチスの手から1200人のユダヤ人を救った実在の人物、オスカー・シンドラーを描いた作品です。

を営む実業家のオスカー・シンドラーは安い労働力としてナチス政権下で迫害されていたユダヤ人に目をつけます。

そんな中、収容所の新しい所長としてナチスの高官であるアーモン・ゲートが赴任してきます。冷酷で残酷なアーモンとも当初は親しくしていたシンドラーですが、やがてアーモンについていけなくなり、自らが雇い入れたユダヤ人たちの保護に目を向けるようになります。シンドラーの心境に変化が訪れ、時には多くの賄賂まで支払い、シンドラーはユダヤ人を虐殺から救い出していきます。

ナチスによるホロコーストをテーマにした映画の代表的な一本です。

プライベート・ライアン

「映画史に残る20分」は必見。戦争映画を変えたスピルバーグの傑作

もう一つ、スティーヴン・スピルバーグ監督の戦争映画ではこちらも外せません。
『プライベート・ライアン』は1998年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の戦争映画です。

ここでいう「プライベート」とは「私的」という意味ではなく、いわゆる二等兵のことを指します。

特に本作の冒頭の20分は「映画史に残る20分」と呼ばれ、それまでの戦争映画とはレベルの違う、凄惨で過酷な戦場をリアルに映し出しました。

冒頭の20分はオマハビーチでの戦闘を描いていますが、本作を視聴したかつての戦争経験者の中にはPTSDが発症した人もいたほどです。

ザ・ロック

2つの正義を描いた、アクション・エンターテインメント映画のおすすめ作

『ザ・ロック』は1996年に公開されたマイケル・ベイ監督、『ザ・ロック』は1996年に公開されたマイケル・ベイ監督、ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー主演のアクション映画。

アルカトラズが元アメリカ陸軍のハメル准将と、その部下の海兵隊員に占拠されます。彼らは人質とガス弾を交渉のカードにし、政府に1億ドルを要求します。

今まで紹介してきた悪役が魅力的な映画というのはどれもほとんどアンチヒーロー的な悪としての魅力やインパクトがあったと思います。

しかし、ハメルの本当の動機は非合法作戦に従事し、アメリカ政府に見捨てられ命を落とした自身の部下のためにという至極全うなもの。

最初から人質を傷付けるつもりはなく、またメイスンがとイギリスの元諜報部隊だとわかると敬意をもって接するなど、悪役の位置付けでありながら同時に人格者でもあることが示されています。

個人的にも『ザ・ロック』は子供の頃に観て以来、大好きな作品です。

前述のように悪役を単純な悪役として描かないことで作品に深みを持たせた部分と色彩の美しさ、テンポのいいストーリーも素晴らしく、オススメのアクション映画です。

ノッティング・ヒルの恋人

スター女優と冴えない書店主の恋を描いたラブコメ映画の名作

『ノッティング・ヒルの恋人』は1999年に公開された恋愛映画。1999年に公開されたロジャー・ミッシェル監督、ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラント主演の恋愛映画です。

何度観ても面白い、まさに恋愛映画の名作です。冴えない本屋の店主とスター女優の恋。

身分違いの恋を描いた作品は多くありますが、その中でも上位に入る傑作だと思います。

やはり冴えないイケメンを演じさせたらヒュー・グラントの右に出るものはいないと改めて感じさせますね。また、スター女優を演じたのは、この時絶頂期の人気を誇っていたジュリア・ロバーツ。

ストーリーは本当に王道のラブコメそのままなのですが、その分、純粋な恋愛映画に仕上がっていると思います。

羊たちの沈黙

アカデミー賞主要5部門を独占した、不世出の名作スリラー

『羊たちの沈黙』は1991年に公開されたジョナサン・デミ監督、ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス主演のサイコ・サスペンス映画です。

原作はトマス・ハリスの同名小説。

FBI研修生のクラリス・スターリングは、世間を賑わせている連続殺人犯、バッファロー・ビルの逮捕のために、元精神科医で、同じく連続殺人犯のハンニバル・レクターとの面会を任せられます。

最初は田舎出身の小娘としてクラリスをまともに取り合おうとしないレクターでしたが、レクターの横の独房に収監されているミグズがクラリスに無礼を働いたことから、クラリスに犯人のヒントを与えます。こうして、クラリスとレクターの交流が始まりますが、レクターはその裏である計画を進めていました。

サイコサスペンスというジャンルでは厳しいと言われていたアカデミー作品賞を受賞した名作です。また、今作は作品賞を含むアカデミー賞の主要5部門を独占した数少ない作品の一つ。映画が公開されてから30年以上が経ちますが、いまだ『羊たちの沈黙』以来、主要5部門を独占した映画は出てきていません。

フィラデルフィア

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ソニーピクチャーズエンタテインメント

エイズ問題を描いたヒューマンドラマの名作

『羊たちの沈黙』に続いてジョナサン・デミ監督のおすすめ作品をもう一つ紹介しましょう。

『フィラデルフィア』は1993年に公開されたジョナサン・デミ監督、トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン主演のドラマ映画。

当時アメリカで社会問題として大きな脅威となっていたエイズをテーマにした映画です。

弁護士のベケットは同僚から顔の出来物を指摘されます。その場はごまかしたベケットでしたが、その出来物はエイズが末期になると発症すると言われるカポジ肉腫でした。

ベケットは職場から裁判手続のミスを理由に解雇を言い渡されますが、そのミスは弁護士事務所が仕掛けた罠であり、本当はベケットがエイズであることが露見したために解雇したのだと直感しました。

不当解雇を訴えるべく、ベケットはかつて法廷で争った黒人弁護士、ミラーの元を訪ねます。ミラーもまたエイズに偏見を持っており、一度は依頼を断りますが、後日図書館でベケットが周囲の人から孤立しているのを見て、差別に対して共に戦うことを決意しました。

『羊たちの沈黙』の公開後、一部の人から「同性愛者を差別的に描いている」と批判されたジョナサン・デミは本作を撮ることでその批判の声に謙虚に答えました。まだエイズが「罹ったら必ず死ぬ病気」だった時代の映画です。この時代のエイズに対する偏見や差別もストレートに描かれており、エイズに対する当時の社会のあり方を教えてくれる作品とも言えるでしょう。

ライフ・イズ・ビューティフル

「人生は美しい」いまなお高い評価を得る感動作

『ライフ・イズ・ビューティフル』は1997年に製作されたロベルト・ベニーニ監督・脚本・主演のドラマ映画。

物語の前半はユダヤ系イタリア人のグイドが北イタリアを訪れ、恋人のドーラを得て家族に恵まれるまでを描いたハートフルなコメディなのですが、後半はナチスによって強制収容所へ入れられた親子のヒューマンドラマとなっています。

グイドは息子のジョズエに強制収容所での暮らしをゲームだと信じ込ませ、常に人生への希望を失わせない心配りを見せます。

こちらも『恋に落ちたシェイクスピア』とアカデミー賞のテレビ放送で初めてそのタイトルを知った映画だったと思います。賞の名に恥じない傑作です。おすすめの一本です。

エド・ウッド

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ウォルト ディズニー スタジオ シ

ティム・バートンがユーモラスに描く「史上最低の映画監督」の半生

『エド・ウッド』は1994年に公開されたティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の伝記映画です。

「史上最低の映画監督」として知られるエド・ウッドの半生を、自身もエド・ウッドのファンを公言するティム・バートンが映画化した作品です。

ハリウッドに出入りする映画監督志望の男、エド・ウッド。彼はその圧倒的な才能の無さにも関わらず、前向きで楽天的な陽気な男でした。

ある時、そんなエドのもとに史上初めて性転換に成功したとのニュースが。

女装趣味を持っていたエドは、自分こそ映画監督にふさわしいと性転換をテーマにした映画の売り込みを行いますが、完成したそれは性転換よりも女装趣味を認めてほしいというエドの個人的な思いが詰まった怪作になってしまいました。

あまりのつまらなさにプロデューサーは激怒しますが、エドは諦めずに次の映画制作に取り掛かります。

今作はエド・ウッドが自身の最高傑作と信じて疑わなかった『プラン9・フロム・アウタースペース』を制作するところまでが内容となっており、本来は悲劇であったかもしれないエド・ウッドの人生を明るい喜劇として描き出しています。

ファイト・クラブ

世界中に「ファイトクラブ」を生み出したカルト的な人気を誇る作品

『ファイト・クラブ』は1999年に公開されたデヴィッド・フィンチャー、ブラッド・ピット主演のドラマ映画です。

高級家具に囲まれ、何不自由無い暮らしをする「僕」ですが、その虚しさから不眠症を患っていました。

そんなとき、「僕」はタイラー・ダーデンと名乗る男と出会います。

タイラーと交流を深める中である日唐突にタイラーが「僕」に「思いっきり殴ってくれ」と頼み出します。

それをきっかけに秘密のクラブ「ファイト・クラブ」が結成されますが、いつしかファイト・クラブは大企業などを対象にしたテログループへと変質していきます。

ついていけなくなった「僕」はタイラーを説得しようとしますが、そこにはある真実が隠されていました。

映画のテーマ性も相まって1990年代という時代を代表する作品ともなった『ファイト・クラブ』。映画を超えて実社会でも多くのファイト・クラブが設立されるなど、大きな影響力を持つ作品です。

もののけ姫

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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

宮崎駿が構想16年の末に生み出した傑作

『もののけ姫』は1997年に公開された宮崎駿監督のアニメ映画です。

声の出演は石田ゆり子らが務めています。

室町時代を舞台にして、呪いを受けた少年がその呪いを解く鍵を求める旅の中で、人間と自然の神々との対立に巻き込まれていきます。

公開当時はそれまでのジブリ映画になかった残酷描写も話題になりました。

個人的にも単純な善と悪の二項対立では図れない深みを持った『もののけ姫』は、ジブリの作品の中でも一番好きな作品です。

マトリックス

驚異の映像で映画界に革命を起こした名作

『マトリックス』は1999年に公開されたウォシャウスキー兄弟(現在は姉妹)監督、キアヌ・リーブス主演のSFアクション映画です。

大手プログラム会社に勤めるトーマス・アンダーソンは起きてもまだ夢を見ているかのような感覚に悩まされていました。彼は夜な夜な「ネオ」として違法なハッキング行為を行い、ある男を探しています。

その男、モーフィアスと出会ったネオはこの世界について、衝撃的な事実を知ることになります。

正に映像革命に恥じない作品で、その後の多くの映画に影響を与えました。

また、従来のような物理的な機械と戦うという設定ではなく、仮想現実の世界のプログラムと戦うという設定も、AIを敵にした映画のなかでも特に時代を先取りしていたなと思います。

こうした斬新な設定はもちろん、バレット・タイムと呼ばれる撮影技法を映画に取り入れ、画期的なアクションシーンを実現させています。

シックス・センス

どんでん返し映画の傑作!シャマランを一躍有名にした1990年代の名作映画

『シックス・センス』は1999年に公開されたサスペンス映画。この作品も監督はM・ナイト・シャマラン、主演はブルース・ウィリスが務めています。

カウンセラーのマルコムの元に「幽霊が見える」という悩みを抱えたコールという少年が現れます。

マルコムはかつて自分が救えなかった少年ヴィンセントがマルコムの目の前で自殺したというトラウマを抱えていました。

マルコムはコールを救うことでヴィンセントへの贖罪にもなるのではないかと考え、コールの悩みを聞くことに。

コールの悩みとは「幽霊が見える」ことでした。最初はコールの悩みに対して半信半疑だったマルコムですが、コールの言葉を受け入れるようになり、二人で「コールの前に幽霊が現れる理由」を探していきます。

結末に大どんでん返しを用いた作品の代表例とも言える本作。本作の大ヒットにより、一躍シャマランは映画監督としてブレイクを果たしました。

>CINEMA OVERDRIVE

CINEMA OVERDRIVE

ロックミュージックに欠かせないエフェクター、OVERDRIVE。
それはクリーンな音に歪みを与え、それまでの音楽に新しい可能性をもたらした。
CINEMA OVERDRIVEもまた「個人的な評価」という歪みによって、映画の捉え方・楽しみ方を広げていきたい。