君の名は。
新海誠の名を一躍有名にした大ヒット作
『君の名は。』は2016年に公開された新海誠監督によるアニメーション映画です。地方の田舎に住む三葉と、東京で暮らす高校生の瀧はある日、互いに体が入れ替わってしまいます。
戸惑いながらもお互いに奇妙な絆が生まれつつありましたが、ある日から入れ替わりは起きなくなりました。不思議に思った瀧は三葉の住んでいる町を訪れようとしますが、そこには驚きの事実が待ち受けていました。
美しい映像と秀逸なエンターテインメントで新海誠の名前を日本中に轟かせた大ヒット映画です。
時をかける少女
筒井康隆の名作小説を元にした、2000年代の名作アニメ映画。
『時をかける少女』は2006年に公開された細田守監督によるアニメーション映画です。
本作は『サマーウォーズ』「未来のミライ」などで知られるの細田守監督の長編アニメデビュー作になります。
女子高生の真琴と同級生の功介、転校生の千昭はいつも三人で野球をする仲のいいグループでした。
そんなある日、理科室で不審な人影を目撃した真琴はその人影を追いかけますが、何故か転倒し、不思議な空間に迷い込んでしまいます。真琴は目を覚ましましたが、そこには誰もいませんでした。
学校からの帰り道、坂道を自転車で下っていく真琴でしたが、その時にブレーキが故障。坂道の先の踏切には電車が迫ってきています。死の危険を感じる真琴だったが、気が付くと時間が巻き戻っていました。
その時から真琴は『タイムリープ』の能力を身に付け、自在に過去をやり直すことができるようになります。
天真爛漫でボーイッシュな真琴と、友情か恋かその曖昧さのなかで繰り返される日常。
『君の名は。』は一方が田舎暮らし、一方が都会暮らしっていうシチュエーションもあって、日常をここまで細かく丹念に描写はしてなかったように感じます。
恋と友情を交えた、美しく、甘酸っぱい物語と切なさ。
上記の評価でもわかる通り、一般的な人気も凄く高い作品です。
本当に名作です。
今回紹介している映画の中でも特におすすめのアニメ映画の一つです。
個人的には数ある映画のなかでも五本の指に入るくらい好きな作品でもあります。
原作は筒井康隆の同名小説なのですが、実際は原作の続編に近いです。タイムリープして同じ時を繰り返す高校生の少女の話。夏の儚さと青春のまぶしさが淡い感動を残す名作です。
キャッチコピーは「待ってられない 未来がある。」
ある日どこかで
カルト的な人気を誇る、名作恋愛映画
『ある日どこかで』は1980年に公開されたSF映画です。監督はヤノット・シュワルツ、主演は『スーパーマン』で有名なクリストファー・リーヴが務めています。原作はリチャード・マシスン。
『地球最後の男』など、SFホラーのイメージの強いマシスンですが、今作はSFではありながらも恋愛をテーマにした作品になります。
脚本家として活躍するリチャード・コリアー。仕事の休息にと立ち寄ったホテルで彼はが肖像画の女性に心奪われてしまいます。彼女が1912年に活躍した女優のエリーズ・マッケナだと知ったコリアーは師事していた教授の助けを借りて彼女の暮らす1912年へタイムスリップします。コリアーは彼女と愛し合い、ともに生きていこうとしますが…。
公開当初はあまり成績の振るわなかった今作ですが、その後じわじわと支持者を増やしていき、今作ではカルト的な評価を得ています。
今の視点から観ると強引な部分も少なくありませんが、それでも今咲くほどロマンティックなタイムスリップ映画もそうないのではないでしょうか?
熱烈なファンを多く持つ作品です。
ゴジラVSキングギドラ
SF映画の影響を多く受けた、4代目ゴジラの第一作目
『ゴジラVSキングギドラ』は1991年に公開されたゴジラシリーズとしては18作目にあたる映画です。監督は大森一樹、主演は中川安奈、豊原功補が務めています。
『ゴジラ』から始まった平成ゴジラシリーズとしては『ゴジラVSビオランテ』に続いて3作目となるのですが、今作から人気怪獣の再登場路線へと平成ゴジラの従来の大人向けゴジラからの路線変更を行っています。
それに伴ってか、ゴジラも今作から4代目ゴジラとなり、体長も当時の高層ビルの高さに合わせて100メートルとなりました。
さて、このゴジラの誕生にはタイムスリップが関わってます。未来の日本を壊滅させた怪獣キングギドラを倒すために主人公のと未来人のは太平洋戦争末期のにタイムスリップし、恐竜の生き残りであったゴジラザウルスを現代にワープさせます。
しかし、ゴジラザウルスがワープしたその場所で原子力潜水艦の事故があり、核エネルギーを得たゴジラザウルスはゴジラへと進化してしまいます。
アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜
タイムスリップで恋を叶える、ラブコメ映画の人気作
『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』は2013年に公開されたリチャード・カーティス監督、ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス主演のラブコメ映画です。
主人公のティムは父親から一族の男子にはタイムスリップの能力があることを告げられます。
ティムはその能力で自身の恋愛を叶えようとしますが…。
ミッドナイト・イン・パリ
タイムスリップして憧れの時代のパリへ!名匠ウディ・アレンの人気作
『ミッドナイト・イン・パリ』は2011年に公開されたウディ・アレン監督、オーウェン・ウィルソン主演のドラマ映画です。
脚本家のギルは婚約者のイバネスとパリを訪れていました。
そこには偶然イバネスの友人であるポールもいて、ギルはイバネスとポール、そしてポールの恋人とともにパリを観光することに。
しかし、古き良き時代を志向するギルはイバネスやポールたちと話が合わず、かつ物知り顔でパリの歴史について解説するポールの話の内容に間違いが多いこともギルを苛立たせます。
ギルの憧れは1920年代のパリ。脚本家から小説家への転身を図ろうとしているギルにとって1920年代のパリは敬愛するヘミングウェイを始め、世界中から名だたる芸術家が集った場所でもありました。
そこで出会ったアドリアナにギルは強く心を惹かれていきますが、アドリアナにはまた別の時代への憧れがありました。
ウディ・アレンらしい、シニカルさと小さな幸せを含んだ物語で、近年のウディ・アレンの作品の中でも際立って高い評価を得ている作品の一つです。
ターミネーター
未来からタイムスリップしてきた殺人ロボットとの戦い
『ターネミーター』は1984年に公開されたジェームズ・キャメロン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のSFアクション映画です。
タイムスリップを扱った映画のなかでも最も有名な作品のひとつでしょう。
『ターミネーター』のアイデアのもとにはジェームズ・キャメロンが見た「殺人ロボットが自分を追いかけてくる」とう悪夢でした。
当初は未来世界が舞台でしたが、そうすると予算がかかり過ぎるとのことで現代へタイムスリップした殺人ロボットが主人公らを追い詰めていくという今の設定になったようです。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
タイムスリップ映画の代表作!SF映画の傑作です
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1984年に公開されたロバート・ゼメキスマイケル・J・フォックス主演のSF映画です。
高校生のマーティ・マクフライはその家族もまたそれぞれに冴えない人物なのでした。
そんなマーティは年の離れた友人の科学者、ドクから見せたいものがあるとある駐車場へ呼び出されます。そこに登場したのは、デロリアンを改造して作ったタイムマシンでした。
ドクはさっそくタイムトラベルを試します。実験は成功しましたが、タイムマシンのエネルギー源であるプルトニウムは、ドクがテロ組織を騙して手に入れたものでした。
ドクはテロ組織の凶弾に倒れます。マーティもテロリストから逃げるためにやむなくデロリアンに乗り込みますが、その時肘が2当たってしまい、30年前に到着してしまいました。
そこでは父親と母親はまだ高校生。マーティは偶然にもどちらとも会いますが、母親となるロレインはあろうことかマーティに恋してしまいました。マーティは気弱な父親のジョージにアドバイスし、なんとかロレインの気持ちをジョージに向けるために悪戦苦闘します。
全米で「フューチャー現象」と呼ばれるほどの大ヒットを記録した本作。SF映画の屈指の名作としても知られています。
ラストナイト・イン・ソーホー
今の時代を映した、エドガー・ライトならではのホラー映画
『ラストナイト・イン・ソーホー』は2021年に公開された、エドガー・ライト監督、トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ主演のホラー映画です。
ファッションの専門学校へ通うために田舎町からロンドンへ出てきたエロイーズですが、寮での暮らしに始めずに一人暮らしをることに。
しかし、新しい部屋で眠りにつくと、エロイーズは憧れの1960年代にタイムスリップしており、サンディという歌手志望の女性になっていました。
サンディの夢と挫折を追体験していくエロイーズですが、実生活では不可解な霊現象に悩まされるようになります。
やがてそれはエスカレートしていき、エロイーズはロンドンを去ろうとしますが、そこでエロイーズは衝撃の真相を知ることになります。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
クレヨンしんちゃん映画屈指の名作!戦国時代にタイムスリップした野原家の運命は?
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』は2002年に公開された原恵一監督のアニメ映画です。声の出演は矢島晶子らが務めています。
前作の『オトナ帝国』に引き続き、歴代の『クレヨンしんちゃん』映画の中でも評価の高い作品です。
今回は野原一家が戦国時代へタイムスリップ。
戦国時代の春日部で、しんのすけは偶然一人の武士の命を救います。それをきっかけに、その武士、井尻又兵衛由俊と仲良くなったしんのすけ。
又兵衛は身分違いの廉姫に恋をしており、二人は相思相愛でしたが、互いにその気持ちを表せずにいました。
しかし、廉姫が隣の国との縁談を断ったことで戦になることに。
又兵衛と野原一家も協力して戦を戦い抜きます。
『クレヨンしんちゃん』映画でも一、二を争う感動作として人気も高い今作。
野原しんのすけの声を長きにわたって担当していた矢島晶子も『オトナ帝国』と本作を大のお気に入りだと公言しています。